indexページへ 第10回全国ボランティアフェスティバルかながわ
シンポジウム:シンポジスト報告:岩淵



シンポジスト報告

岩幣写真  岩淵 正樹

 坂戸パソコンボランティア 代表

 パソボラで坂戸でのボランティア活動に参加し感じたことなどを。
 ともかくも提出書類が多いこと。今までのボランティア経験では無かったことなので感じるのかもしれませんが、これは想像外でした。パソボラ以外は何年も坂戸で活動しているグループがもっぱらだからか、突然「書類提出」のお達しが来るのです。パソボラの参加者をみると、パソボラが初めてのボランティアという人が少なくありません。パソコンはベテランでも、ボランティアでは初心者です。まして書類は超初心者。パソボラだから時代の先端のボランティアなどと思わないで、むしろ早め早めのアドバイスが必要でしょう。
 なお、坂戸では、「坂戸市ボランティアセンター」が連絡先です。公的機関の窓口は、サポート依頼者、サポート参加希望者の安心感となるからです。パソボラにとっても、パソコンを教えてほしいだけの電話をそこでストップしてもらえます。それに、ボランティアセンターなら職員がおりますので、受付場所として最適です。パソボラを結成するに当たっては、公的機関との連携が大事ということです。但し、受け付けた人がパソコンに詳しいとは限らないので、誰でも受付が可能な、質問項目を列挙した受付用紙が必要です。  最後に近ごろ気になること。行政主導のパソボラ結成の是非です。各地にパソボラ誕生は歓迎ですが、サポートの要請は行政区域に沿って来るわけではありません。坂戸の場合サポート要請が近隣の市民からも届きます。坂戸の会員より現場に近い川越や鶴ヶ島の会員もいます。サポート要請に応えるルートの整理が無いままに各自の窓口となると、サポートを要請したい人にとって、ややっこしいことになりはしないかと思ってしまいます。行政同士の連携とパソボラ同士の連携と。どう捉え対応すべきか、ご意見をヨロシク!

シンポジスト紹介

 「お仕事は?」と聞かれたら、「パソコンの導入と運用、パソコンでの実務処理、パソコン講師。今年の春と秋は栃木県でIT講習会を担当」と答えることにしているが、実態はパソコン周辺超零細企業の勤め人。
 ボランティアは20歳のとき消費者団体の事務局を手伝ったのが初体験。その後、音楽団体の事務局や地域団体の総務を担当しパソコンを導入する。また、パソコン通信で「新人歓迎」を担当すると共に「みんなのねがいネット」にも参加。その後、坂戸市社協の「パソコン学習会」講師ボランティアに応じたことがきっかけで誕生した坂戸パソボラの代表となる。近頃は各地の社協から「パソボラ紹介講座」の講師依頼も。

所属団体の紹介  助けて!から助け手へ!!

坂戸パソコンボランティア

 パソボラ参加の問い合わせでは「私は初心者だから…」というためらいが少なくありませんが、最初は誰でも初心者!「つながりの中でお互い育っていこうよ」と誘っています。ご近所だから…とサポートに参加する坂戸パソボラのネットワークも広がっています。パソコンでは初心者でも他のことならと活躍しているメンバーも大勢います。できることをする、パソコンのことでなくても。それもまた坂戸パソボラなのです。
 坂戸パソボラでは、訪問サポートやイベントでのパソコン相談に加えて、坂戸市社協と連携を取りながら「肢体不自由者パソコン講座」「視覚障害者パソコン講座」「小中高生対象のパソボラ体験講座」と共に、「サポート入門講座」を開催しています。パソコン操作のための補助装置やソフトの開発も行っています。
 パソボラの良さは現地に出向かなくても参加できること。電話やメールで"在宅ボランティア"が可能なこと。最初は「助けて!」だった人がパソコンに慣れてくるに従って、サポーターとして育っています。
 坂戸ではサポートに参加したい人、サポートを受けたい人、どちらの人も歓迎です。パソコンの知識ならパソボラをする中で増えていきます。大切なのは知識以上に気持ち!です。「助けて!から助け手へ!!」。あなたもパソボラしませんか!それが坂戸パソボラです。
 坂戸パソコンボランティアWEB http://www.sakado.psv.org/  問い合わせ電子メールアドレス sakado-info@ml.psv.org


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